2014年 1月26日のこと

僕はとにかくなにかかさばる物とかを集めるのが好きだったんだ。

何気なく近所より遠いスーパー(仮にOとしよう)に行ったのである。

人間なら誰しもそんな事あるだろう。

このOスーパーに行けば必ず僕は入り口の左手にあるガチャガチャコーナーに行ってめぼしいものがないかチェックしていた。

ガチャガチャ。

なんて僕の心を擽る言葉なのだろう。

ガチャガチャはいつの時代も男心を擽るもんだ。

最近流行りのパズドラとかいうのだってガチャガチャコーナーがあるというんだから間違いない。

しかしながら最近回そうと思ったガチャガチャというとスマートフォンに履かせるパンツとかいうのぐらいである。

だが今日出会ったガチャガチャはそんな僕の心にときめきを与えてくれた。

 「カプセルQキャラクターズ エイリアンフィギュアアンソロジー」全5種

一回し400YENという強気の価格設定。

そして子どもが集まるであろうガチャガチャコーナーに場違いな存在。

心を惹かれ気がつけば100円硬貨を4枚投入していた。

ガチャガチャにおいて何が当たったかという結果の方が重要になるのは二回目以降である。

初回は久しぶりにガチャガチャを回すことを楽しみたい。

ガチャガチャ。

カプセルが出る直前のガチャッという音は病みつきになってしまう。

更に今回は400円という今までのガチャガチャに見られなかった高級を回すというときめきもある。

妙に大きく開けづらいカプセル。

パカッ

フワッ

チェストバスター

 

どうしてもオペニペニにしか見えないデザインが人気を博したエイリアン第二形態である。

もっとも第一形態はマンコだからまだマシ。

このガチャガチャのラインナップでもハズレな方かもしれない。

でも回す時のときめきを与えてくれたのはこいつに他ならないのだ。

それにデザインは一見アレだが造形などが素晴らしく、400円の価格に恥じない出来になっている。

400円以上の価値は確かにあった。

ここまで来ると二回目も回したくなるのが男の悲しきサガである。

当然なのだ。

素晴らしい品質を目にして二回目を回したくならない男子がいるのか。

回すという選択肢以外があろうか。

ガチャガチャ。

パカッ

フワッ

第三形態 ビッグチャップ。

これだ。これだ。

エイリアンと聞いたらこれを想像する人も多いだろう。

なるほど、今回は組み立て式か。

男は少しの組み立てでも心を熱くさせる生き物。

カプセルからとりだし瞬間、組み立てを開始した。

まいった。

頭部につけるクリアパーツが逆で入らないことを気づくのに二分ほどかかったことはいい。

足にくっつける床パーツが全然はまらない。

五分ほど奮闘したところそれは解決した。

だがいい大人がガチャガチャを回し、必死で組み立てている光景は如何なものか。

僕は突然恥ずかしくなりチンポコヘッドたちを握りしめそそくさと帰ってったのだ。

 

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